界アルプスを訪れて
今年の冬は一段と寒い。今日は霙が舞っていました。フロントガラスを雪が叩きつけ行く手を阻んでいました。山梨側から見る限り、雪景色などどこにもないのですが15分ほど西に車を走らせ長野県側に入ると一面真っ白な光景が目に入ってきます。
今日は、以前から訪問してみたい安曇野地方に足を伸ばしてきました。
目的地は、信濃大町、界アルプスです。
小淵沢から地図上では、1時間32分もあれば目的地に到着できる距離です。山梨から長野県境までは10分程度です。そこから、茅野、岡谷、松本をぬければもう安曇野です。池田町を通り抜け、更に北にむかえば、信濃大町まですぐです。安曇野といえば、わさび園が有名であり北アルプスからの水の豊かさがうかがえます。ただ、観光はこの季節ではないようです。一面雪におおわれていて田園がアルプス山脈に繋がっていました。大町温泉郷に近づくに連れて道路も雪に覆われていてタイヤの軋む音が聞こえてきました。ここ、大町温泉郷は、鹿島川のほとりにある白樺やブナの林に囲まれた静かな癒しの温泉郷で窓の外には鹿が歩いた跡までみえる自然豊かな土地です。十数軒の旅館があり、その静かな中に「界アルプス」があります。温泉郷のはずれに、民家のような佇まいがあり、温泉の湯けむりと蔵が見えてきます。近代的な旅館とはかけはなれ、民家の一室を借りている感じです。その気配りの部屋は家に居るような安堵感を感じられます。といっても自分の家は、これほど素敵ではありませんのであしからず。温泉の質の高さ、地場産をふんだんに取り入れた夕食、朝食はすばらしいです。そうそう、ベッドですが雲の上に居るようなやわらかで寝心地は最高です。ここまで書くと、星野リゾートの宣伝のようになってしまいますが、事実ですから仕方ありません。
たった一泊なのに充実した時間を過ごすことが出来ました。これも、すべて小淵沢に基点があるです。こんどは、春からの季節に訪れて見たいと思っています。
The author describes a winter trip to the Azumino region, specifically to Shinano Omachi. The area is covered in snow and known for its hot springs. Despite a short stay, the author enjoyed their time and plans to return in the spring.